【コラム】え、濡れてる!? 雨もりじゃないのー! そういうものなのー!「ロータス・エキシージS」@吉田由美

吉田由美のピンポイント&チャームポイントVOL34

吉田由美です。今回はロータス・エキシージSに乗る機会がありました。

吉田由美コラム ロータス エキシージS 011イギリスのスポーツカーメーカー「ロータス」の2ドアスポーツカー「エキシージS」。ロータスといえばシンプル&軽量にこだわり、運転する楽しさを追求するためのクルマ。そう言っても言い過ぎではないほどです。そのロータスのラインアップの中でのエキシージSのポジショニング&価格帯は、「エリーゼ」と「エヴォーラ」の中間に当たるモデルです。

とはいえ、3つのモデルの中でボディのデザインは、最も攻めていて、爬虫類っぽい感じ。ボディの左右中央部分が、グイッとくびれてシェイプされているため、バックで駐車する時はクルマの真っすぐ状態がわからず悪戦苦闘ですが、前に走る分にはめちゃめちゃ楽しい1台です。

吉田由美コラム ロータス エキシージS 005
デザイン的にも攻め攻めのエキシージS。フロントマスクもワイルドです
吉田由美コラム ロータス エキシージS 003
ちなみに吉田由美が乗ったのはAT仕様です

吉田由美コラム ロータス エキシージS 004エキシージSは低速になるといわゆる「重ステ」になってしまい、駐車するときに何度もハンドルを切り返す際は「修行」以外の何物でもないと感じます。だけど走り出したら話は別。目線の低さ、路面の状態をダイレクトで感じられるシート、きびきびしたハンドリングなどからは、クルマとの一体感を感じられます。エキシージSは、まさに走るために生まれてきたんだなーという感じがします。

吉田由美コラム ロータス エキシージS 009
参考までにマニュアル仕様の車内はこんな感じです

エンジンは350馬力のスーパーチャージャーV6型で、100㎞/hに到達するまでわずか4秒で、加速感も申し分なし。

本当にスゴいクルマなんですが、しかし私がもっとも驚いたのはエンジンルームです。

エキシージSはミッドシップレイアウトなので、エンジンはシートの後ろに搭載されています。シートとエンジンルームの間はガラスで仕切られ、エンジンの上にもガラスの扉が付いていて、まるでオブジェのようです。

吉田由美コラム ロータス エキシージS 008
ガラスとメッシュのエンジンフード。まるでショーケースに入っているみたいでしょ?

吉田由美コラム ロータス エキシージS 010それである雨の日のこと、私がエキシージSに乗り込むとシートの後ろのガラスが曇っていました。さらに水滴がついていることを発見! ん? エンジンルームが水で濡れている! え、雨漏り? エンジンの真上はガラスなので、かろうじて(?)雨に濡れていませんが、その周りは網目。つまり水が入り放題!

私はびっくりして、思わず担当者に連絡をし、雨の日にこのクルマは乗ってもいいのかと確認してしまいました。もちろん、問題はありませんでした。でもこういうところの割り切りというか、ある意味斬新さに本当に驚きました! クルマにはまだまだ私の知らない世界が、いっぱいあるんですね(笑)。

吉田由美コラム ロータス エキシージS 001
まだまだクルマの世界は知らないことだらけなんですねー

 

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