VOL.87 吉田由美のピンポイント&チャームポイント
2012年、レクサスの新しいアイコン“糸巻き”をモチーフにした「スピンドルグリル」がレクサスGSに採用されたときは正直‘ギョッ’としましたが、RXのようなSUVに採用されると縦にも大きくなり、RCなどではギラッギラに。どんどんインパクトが強いものとなり、レクサス車を印象深いものにしています。
そして極め付けがレクサスのラグジュアリークーペ新型「LC」のキラキラグリル。
スピンドルグリルの中でも上部分と下部分ではよくみるとデザインが違うというこだわりっぷり。というか、もはやこのぐらいじゃないと物足りないかも。というわけで、ある意味期待通りの存在感。
でもこの派手さを増す「スピンドルグリル」のおかげで、レクサスの上からオラオラ系ポジションが確立。輸入車にも負けないオーラを放っています。いえ、もはやそれ以上!?
私も赤のLC500に少しの間、試乗しましたが、このクルマに注がれる人々の視線が熱い!吉田由美調べによると「フェラーリ以上の注目度」。
しかも若い世代や女性にも人気で、「このクルマ、1300万円ぐらいらしいよ」など、クルマを見ながらの会話も聞こえてきて、意外と皆さんこのクルマについてご存知の様子。まだまだクルマ好きはたくさんいるのね!とちょっと安心しました。
つまりこの「スピンドルグリル」は、今や「シャネル」や「グッチ」というような高級ブランドのロゴが入ったTシャツ並みの、クルマ版わかりやすい価値観なのかも。
加えてLCは、ヘッドランプも印象的。左右それぞれ3個のユニットに各1個ずつLEDが使用されています。LEDが発光した後、リフレクターとシェードで反射・配光の制御をし、レンズを通して路面が照らされます。明るさは20%アップ、ロービームで185m先まで照らすことが可能。そして「デビルマンの涙」デザイン。これもまたインパクト大!
と言いつつ、個人的にはリヤのテールランプのほうが推しだったりするのですが・・・その話はまた今度!(笑)