VOL.86 吉田由美のピンポイント&チャームポイント
今年1月(2017年)。イギリス・ロンドンで行なわれた新型「MINIクロスオーバー」の試乗会。「MINIといえばイギリス生まれだし、久しぶりのロンドン♡」と浮かれていた私でしたが、行ってみるとロンドン…にはかすりもせずに郊外。しかもずーっと田舎のほう(笑)。
よく考えてみたら「MINI」と言っても「クロスオーバー」の場合、本名は「カントリーマン」。日本以外でのネーミングどおり、街乗りでもオフロードでもイケるSUVなのです。
トピックはいくつかありますが、そのうちのひとつが間違いなくアップサイジング。ボディサイズは全長4515mm×全幅1820mm×全高1595mm。と文字通りひとまわり大きくなり、これまでよりワンクラス大きなセグメントにお引越し。
というわけでライバルもこれまで以上に強豪ひしめくカテゴリー。ちなみにライバルは「BMW X1」「アウディQ3」「VWティグアン」「「レンジローバー イヴォーク」「メルセデスベンツ GLA」あたりでしょうか。でもむしろ大きくなったことで、使い勝手も向上したようです。
デザインはひと目でMINIとはわかりますが、特徴的なのはフロントライト。MINIといえばライトも丸ではないにせよ、楕円だったり日本的に丸っこいものが多いのですが、MINIクロスオーバーは少し角がある印象的なライト。これなら霧の中でも夜間でも、存在感があります。ユニセックスなイメージのMINIブランドの中でクロスオーバーは、‘頼れる’タイプというポジションなのかも。
MINIクロスオーバーならではの装備といえば、まずはラゲッジに装備されているシート。ラゲッジを開けたときに、そのまま座ることができます。
そしてMINIカントリータイマー。これは坂道や悪路での走行を記録する機能でMINIクロスオーバーにしか装備されていないもの。MINIクロスオーバーは、どんな‘いばらの道’(?)でも楽しい思い出として刻んでくれる‘頼もしいパートナー’になりそうです。