【コラム】ボルボのシートは「安全カプセル」~「ボルボS90/V90/V90クロスカントリー/XC90」@吉田由美

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VOL79.吉田由美のピンポイント&チャームポイント

このところのボルボ、もの凄く楽しくて素敵!

エクステリアのデザインはコンセプトカー並みにカッコイイし、インテリアは北欧テイストで、相変わらずお洒落。しかも素材やデザインが際立ち、さらに清潔感もあります。

そして「ボルボ」といえば3点式シートベルトを世に送り出し、2020年には交通事故での死亡者ゼロを目指すなど、安全にもいち早く注目している自動車メーカー。

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中でも私が注目するのはXC90を含めた新型「S90/V90/V90クロスカントリー」のシート。

シートは薄くてスタイリッシュなデザイン。ステッチにこだわりつつも主張しすぎることなく、品良く収められている感じ。そして使用されている滑らかなレザーは、虫さされや傷をつけないように大切に育てられた牛革を使用しているとか。

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さらに通気を良くし、デザインにも個性を与えているパンチング(丸い穴)は、よく見ると丸形ではなく四角型。じつは「四角いほうが製造面でも効率的だった」という、デザインと機能美を伴ったものなのです。

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しかし、シートは、厚みがあってしっかりしているほうが安全性に優れているのでは?と思ってしまいがちですが、「安全」にこだわるボルボのこと、薄くてももちろん安全は確保されています。というか、それ以上のことがしっかり行なわれていました。

それはまさに「シートでも安全」ということ。

ボルボの新型90シリーズにはXC90から路外逸脱の危険などの状況を検知し、衝突や事故が発生する前に被害を軽減するためのシステム「ランオフロード・プロテクションシステム」が搭載されています。危険時には「シートベルト」が巻き上がって乗員の体をシートに固定し、さらにフロントシートには縦方向の衝撃から体を守り、脊髄損傷のリスクを減らす「衝撃吸収シートクッション」が内蔵されているということです。

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シートという「殻」が守ってくれる感じ。まさにシート型の「安全カプセル」。

すべてにおいて「やり過ぎ感」が無く、やさしく寄り添う感じで居心地の良いのが、最新のボルボなのかも。

COTY
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