VOL.108 吉田由美のピンポイント&チャームポイント
全世界から愛されているMINI。
ご存知、イギリス生まれのコンパクトカーですが、スクエアでダックスフントを思わせる愛らしいボディスタイル、ボディタイプのバリエーション、パワートレーンの充実、ボディカラーの多さ、インテリアの丸いモチーフ、「ゴーカート・フィーリング」と呼ばれる楽しい乗り味などなど、イメージするものは人それぞれかもしれませんが、どれも好意的なものばかり。
お陰で日本では8年連続で販売台数を伸ばし、2017年には2万5000台らしい。つまりルックスよし、運動神経よし、性格よし、といった街の人気者なのです。
そのMINIがハッチバックモデルの「MINI 3ドア」「MINI 5ドア」「MINIコンバーチブル」をモデルチェンジしました。
今回は見た目も進化しつつ、燃費もコネクティビティも安全装備も向上。
中でも大きく進化したのは、7速のダブル・クラッチ・トランスミッションと8速スポーツ・オートマティック・トランスミッションを採用して、燃費も良くなったうえ、「MINIコネクティッドアプリ」を利用し、アップル社のスマートフォンと連動させてドアのロックやロック解除、半径1.5km以内ならクルマの位置がわかるなど、コネクティビティ系も進化しています。
これは駐車場でクルマの場所が分からなくなった時に便利~。地下駐車場でも大丈夫なのでしょうか?
デザインで大きく変わったのは、丸型のヘッドライトがLEDのデイライト・ランニングのおかげでさらにくっきりしたお目目に!
そしてMINIのエンブレムが薄型に!
また、ユニオンジャックをモチーフにしたリヤのコンビネーションライトは、どんな角度から見てもユニオンジャックデザイン!しかも左右非対称になっているところもMINIらしい。ちなみにユニオンジャックは車内のインパネのイルミネーションや、ルーフにデザインされているものも選べます。
そして今、MINIの生まれ故郷であるイギリスではロイヤルファミリーのハリー王子とメ―ガン・マークルさんとのロイヤル・ウェディングでおめでたムードですが、MINIはこの結婚を記念して、世界に一台のMINIを制作。
3ドアのハッチバックモデルをベースに、クリスタルホワイトのエクステリアにブルー・シルバーのストライプ。フロントグリルやドアハンドルなどのポイント使いには薄いブルー・ブラックでマット塗装。ルーフには2人の母国、ユニオンジャックと星条旗がデザインされています。
サイド・スカットルには2人のイニシャルが3Dプリント。インテリアはサテライトグレーのレザーで、助手席のトリムには新郎新婦のファーストネームと結婚式の日付が刻まれているとのこと。
そして結婚式後には慈善団体「Children’s HIV Association」に寄贈され、その後チャリティ・オークションに出品されるそうですが、MINIのカスタマイズ「MINI Yours Customized 」でレプリカを作ることも可能だとか。さてさて、世界で一台のおめでたいMINIは誰の手に? そしておいくらで落札されるのでしょうか? 気になりますね~。
ハリー王子、メ―ガンさん末永くお幸せに♡