クルマと過ごす日々 vol.13
フォルクスワーゲンの高級車。トップグレードにポジションする「アルテオン」に乗ってきました。東京モーターショーでも注目だったと思いますが、見た目も走りもいいですね〜。
詳細はこれからレポート書きますけど、600万円弱の価格で、ズバリ!ライバルはプレミアムモデルです。メルセデス・ベンツCクラスやアウディA4、BMW3シリーズ、ジャガーXEあたり。
フォルクスワーゲンっていうブランドは、威張ってないし、ドイツでは国民車構想で生まれたクルマ、ビートルを輩出したメーカーだけに、気取ってもいません。多くの人から愛されるブランドとして世界中で人気ですよね。日本でもゴルフやポロは大人気です。
そのトップにポジションするアルテオンは新規のセダンモデル。ベンツやビーエムに乗るのはちょっと・・・というユーザーが待ち望んだDセグメントの大人なセダンがデビューです。VWを愛するユーザー層には学校の先生とか役所の職員とか、会計事務所とか、比較的お堅い職業で、派手なクルマは批判の対象になる、という日本人らしい思考の方に人気という話も聞きます。
お待たせしました〜!という感じでした。
2017年は輸入車が30万台を超えるそうで、年間販売台数の割合で10%に迫る勢いですね。それは輸入車の価格が抑えらていること、というか国産との格差が小さくなったので、購入検討されるようになったのでしょう。GDPがここ20年伸び悩む日本と、確実に右肩上がりの欧州経済ではモノの価値が変わります。
日本の自動車メーカーはグローバル企業ですから、価格もグローバル平均になるんでしょう。すると輸入車との価格差が小さくなるという結果になります。一方でクルマは高くなった、と感じるユーザーがほとんどで、早いとこデフレ脱却してほしいものですね。
国内用ということで新たな価値観の提供という3列シートのSUV、マツダCX-8に試乗しました。これはびっくりするほど高級な乗り味でした。滑らか、しっとり、スムーズという表現がすべての可動部に当てはまるモデルでしたね。400万円です。ね、上記のGDPの話とリンクしますよね。。。一部を除き、国内専用モデルですけど。
三菱がようやく新型車をデビューさせます。新規のエクリプスクロスです。気づけば三菱もSUV専用メーカーのようになってきました。RVRの後継モデルではなく、RVRとアウトランダーとの間にポジションするアクティブなSUVです。45度の傾斜も軽々と昇ってしまう登坂能力やデパーチャーアングルも大きく、クロカン性能も十分に備えた、おしゃれなクロスオーバーですね。
経済の先行きも見えませんが、クルマ社会問題も先行きがはっきりしません。濃い霧の中にありますね。電動化、自動運転、CO2、化石燃料の問題があり、ガソリンスタンドの減少、地方の過疎化、大都市への人口集中と人口シフトによる社会問題が起き始め、そして次世代モビリティへの影響が出ています。
こうした問題を背景に自動車メーカーはどんなクルマを製造しなければならないのか?大きな課題を突き付けられているわけです。このあたりの情報を整理して一緒に考えていくことも必要かもしれませんね。
さて、今週タカハシが気になったニュース&記事です。
1:アルファロメオ ジュリア試乗レポート 新たなイタリア車のプレミアムス・ポーツサルーン誕生
まずは、タカハシが書いた試乗レポートです。アルファロメオのブランド再構築一発目のプレミアム・スポーツサルーン「ジュリア」です。新規のプラットフォーム、新規のエンジン、新規のサスペンション。FCAの枠を超えた購買が可能になったという画期的な経営手腕も興味深いです。もちろん、モデルは間違いのない、確かな高級車でした。
2:ジェイテクト 自動運転関連技術の本格開発 リチウムイオン・キャパシター、パワースーツなど新規分野も拡大
autoproveはサイト立ち上げの時(2010年3月)からTier1に注目しています。今でこそ、コンチネンタルやシェフラー、ZFなどの情報がバンバン出てきますが、最近その流れが国内企業にも派生していて、情報発信してくれるようになりました。JTEKT(ジェイテクト)は電動パワーステアリングのグローバルシェア50%という巨大企業で、ITCCというオンデマンドカップリングはスバル、ホンダをのぞき、全国産メーカーが採用するヒット商品を持っています。もちろん海外ブランドでも採用されています。そのJTEKTが次世代に向けた先端技術を披露しました。
4:クルマの性能はボディで決まる!とはどういうことか?
これはマニアでないと、なかなか読めない長文の記事です。が、その先にはわかった気になれる自動車の性能向上のヒントがあります。知識欲の強いあなた!頑張って読んでみてください。
5:【有料配信中】電気自動車か燃料電池車か? トヨタの今と、これからをウォッチする
もうひとつ。これは有料記事で配信していますが、トヨタをフィーチャーして将来技術の方向性を伺う内容になっています。このブログの文中にある、将来の自動車社会問題に対し、自動車メーカーはどう動こうとしているのか考察しています。
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ほいだら、また来週