クルマと過ごす日々 vol.12
今週は、自動車業界ににとって、一年の締めくくりとなる日本カー・オブ・ザ・イヤーの投票が始まる一週間です。今期は31台の新型車が発売され、60名の選考委員が選んだ10台の中からカー・オブ・ザ・イヤーが決まります。
晴天の富士スピードウエイには「今年の10台」が選ばれ、再確認の意味で試乗会が開催されます。ノミネート車両や投票ルールなどは、ホームページで確認できます。
*日本カー・オブ・ザ・イヤーホームページ
これに先立ち、月曜日はニスモが今年から始めたオーナー向け「ニスモドライビングアカデミー」の体験会が、同じく富士スピードウエイでありました。
これは豪華なメンバーが講師で、校長はミハエル・クルムさん。インストラクターには松田次生さん、千代勝正さん、佐々木大樹さん、星野一樹さん、藤井誠暢さんというスター揃いです。
ニスモのロードカーを購入した人向けにドライビングレッスンを行なっていて、それを今回メディアにも体験してもらうというのが趣旨のイベントでした。
autoproveからは、ラジオ番組「ザ・モーターウィークリー」DJの藤本えみりさんに参加してもらい、タカハシは付添人として同行してきました。近いうちに藤本さんが体験レポートをしてくれると思いますので、詳細はおたのしみに。
トヨタが電動化技術の歴史と現在というテーマで、技術説明会がありました。まぁ、世間の論調はEV化で出遅れている日本とか、トヨタの出遅れ!など一般紙などでは書かれていますが、電動化をバッテリーEV車だけと思っているからそう理解しちゃうわけですね。
電動化とは、広義ではパワーウインドウですら電動化ですからね。で、駆動力に電気モーターを使っているものを業界では電動化と理解しています。なにもバッテリーEV(BEV)車だけを指していないのです。それが、なぜかバッテリーEVだけを電動化と言うようになってしまったのか・・・単なる理解不足ということですかね。ハイブリッドは電気モーターを駆動力に使っているから電動化されているわけです。
トヨタは電動化しているハイブリッドのプリウスを、もう20年も前から販売していますし、ハイブリッドモデルはグローバルで累計1000万台も販売しました。環境における貢献度は計り知れないものがあります。
説明会では、現行4代目プリウスに使われているハイブリッド技術の特徴を説明することを中心に行なわれました。こちらはいずれ記事化しますが、まぁ、電気なんで使われているものが、エンジンとは全く違って、当然技術も違うわけです。だから理解するのが大変。ただいま勉強中なわけです。
さて今週、ほ〜!って思った記事です。
1:【繁浩太郎の言いたい放題】 4輪操舵に感激を覚える新型ルノー・メガーヌ登場
ホンダでクルマの開発をしていた繁さんに、新型ルノーメガーヌのレポートを書いてもらいました。4輪操舵が話題のメガーヌですが、ホンダでも開発していました。プレリュードで市販したこともあります。その当時ホンダに在籍していて、「これはモノにならんなぁ」と懐古してます(笑)それが、時代を経て再び4輪操舵です。さて、その評価は・・・という記事です。
2:ブリヂストン 高い氷上性能と摩耗ライフ性能、静粛性を実現した「ブリザック VRX2」を北海道で試乗
こちらはブリヂストンのスタッドレスタイヤの記事。ブリザックの新型を北海道のテストコースで試乗したレポートです。東京では今が旬のネタですよね?スタッドレス。先週はヨコハマのアイスガード6でしたが、今週はBSです。スタッドレス購入を考えている方の参考になれば。
3:ミシュランの秘密 レースに参戦するからこそ、高性能タイヤが産み出せる
これはタカハシが書いた記事ですが、ミシュランが高性能と言われる理由を知りたくて、取材させてもらった記事です。レース活動からのフィードバックが市販タイヤに活かされているという話は、かなり説得力がありました。
4:インフィニティ 新型QX50を発表
あと、このニュースも気になります。そう、可変圧縮比エンジンです。LAショーでデビューしたインフィニティQX50に搭載して出展されました。詳細資料がまだ手元にないので分かりませんが、気になりますね。
ちなみに、今週は東京-御殿場を3往復しました!でもまもなく箱根での試乗はできない季節になりますね。しばらくの間、新型車の試乗は減るのだろうか・・・・また来週!