クルマと過ごす日々 vol.6

クルマと過ごす日々 vol.6

先週末はWECの富士6時間耐久レースでした。あいにくの雨で、霧も出てたびたび赤旗中断という荒れたレース。レース結果はご存知のように、トヨタのワン・ツーフィニッシュで、残りの上海、バーレーンの結果次第では、シリーズチャンピオンの可能性もある状態で富士WECを終了できましたね。

クルマとすごす日々 vol.6 藤本えみり FSWプレスルーム
DJの藤本さんもWECを取材。なにか考え込んでます

メディアセンターでは番組DJの藤本えみりさんも取材に来ていました。ノートPCを持ち込みせっせと仕事していました。

クルマとすごす日々 vol.6 911GT3 同乗走行
久保凛太郎選手のドライブする911GT3の助手席で動画を撮影。iPhoneですが。

そのWECではポルシェが、911GT3をレーシングドライバーが運転する助手席に乗せて走るイベントを開催し、タカハシも助手席に乗せてもらいました。

ドライバーはスーパーGT300で活躍している久保凛太郎選手。昨年はタッチ&トライの講師もやってもらった若手ドライバーです。同乗の様子は、こちらの動画をご覧下さい。

「なぜ、その姿勢からからブレーキをかけてスピンしないんだ!」とか、「よくその速度でコーナリングしてスピンしないもんだ」と感心しきり。しかもESCはオフになっているので、微妙なドリフトをしているわけですよ。100Rとか最終コーナーとか、そりゃ凄かった。

もっとも速く走れるのは、スリップアングル2度くらいの状態でコーナリングするのが速いといいますが、まさに、そんな感じ。異次元の走りを体験しました。

クルマとすごす日々 vol.6 日本航空555便 旭川
この偶然をいち早く見つけたのはジャーナリストの渡辺敏文さんです

スバルのテストコースに行ってきました。旭川から2時間ほど離れた美深という場所にありますが、羽田発の便は555便。狙ってその便を手配したのでしょうか(笑)

クルマとすごす日々 vol.6 紅葉 旭川鷹栖インターチェンジ
旭川鷹栖IC付近でパチリ

自動車メーカーでは最北端に位置するそうで、秋の様相が色濃くなってました。この日の旭川空港は7度。

クルマとすごす日々 vol.6 旭川駅前
ズラリとレヴォーグばかり勢ぞろい

旭川駅前に宿泊し、窓の下には試乗車のレヴォーグが勢ぞろい。朝6時です。

クルマとすごす日々 vol.6 スバルテストコースの位置
このあたりにテストコースがあります

旭川から2時間半くらい離れています。でっかいどー。

クルマとすごす日々 vol.6 テストコース内風景
テストコース内は撮影できないのですが、白樺バックならOKといことで、パチリ。テストコース内です。が、テストコース感が全くありません。記念撮影にしか見えない。。。

クルマとすごす日々 vol.6 ボーイング787−8 日本航空 チャーター機

スバルはボーイング社からの受注で飛行機の中央翼という部分を製造しています。背景の飛行機は旭川空港でB787-8という型。欧州で飛んでいる飛行機で、このイベントのためにチャーターしたのです。

スバルの製造技術はこうした航空機づくりにも活かされ、世界から信頼されていることがよくわかります。こうしたアピールはブランドイメージがすんごくアップしますよね。航空機製造の信頼性は相当高いですから、その製造企業がクルマを造っているとなれば、信頼度はぐんと上がります。

今週はもうひとつ気になるニュースが。あおり運転とかで、事件になってますよね。で、街角インタビューで経験を聞くとかなりの人が経験しているのだとか。

高速道路の追い越し車線で走行中に後ろから猛スピードで追いつき車間距離を詰められた。「あおられた!」と思う、と。「自分は制限速度以内なので、違反は何もしていません」という認識です。

自動車文化が発達している国、とくに欧州では、速度制限を守ることも大事ですが、交通の流れを円滑にすることも非常に重要視しています。例えば山岳路で大型トラックが坂を上るのに40km/hで走行しているとします。制限速度は70km/hです。違反はしていませんよね。でも目撃したのは、そのトラックの後続に5台以上の車両がつながった場合、円滑な交通の妨げをしたということで、トラックは違反切符を切られたのです。

こうした認識も育てていく必要があると思いました。特にデイリーにクルマを使っている人はこの「常識」を持っていると感じますが、いわゆるサンデードライバー、土日に走っている乗用車のほとんどは、この意識はないように感じます。

そして追い越し車線を制限速度以内であれば走行してもいいと思っている誤解もあるでしょう。

じつは取り締まり対象で、追い抜く車両がなく追い越し車線をずっと走っては違反、制限速度以内でもです。というのは国内でもそうなんですけど実際には取り締まられないのではないでしょうか。

さて今週、タカハシが面白いと思ったニュースです。

1:GM 自動運転の燃料電池システムを搭載した陸軍用プラットフォームを公開
これはGMからだされたリリースですが、FCVが着々と進んでいます。軍用なのですが、EV化した時の電源をどうするか?という視点からは水素を使った燃料電池は魅力です。しかもこのニュースはプラットフォームを開発したということは量産が視野に入っているということで、いよいよFCVが本格的に動くのか?注目です。ちなみに、メルセデス・ベンツもFCVは開発が進んでいて、BクラスやGLCなどのモデルにFCVが登場するかもしれません。

2:NEDO 世界初 融着も可能なカーボン材だけの自動車用シャシーの製作に成功
このニュースもまたコアな話ですが、CFRPの熱硬化性樹脂でクルマが造られているのが一般的ですが、一般的ぢゃないか。。。加工しやすい熱可塑性CFRPだけで一台分のシャシーが造れたという世界初の話です。これが自動車メーカーに渡れば、革新的なクルマが誕生してくるかも・・・という将来の可能性を広げた意味で注目しました。

3:メルセデス・ベンツ Sクラス&マイバッハ試乗レポート できるものなら所有してみたいものだ!無理か。。。
こちらはマイバッハに乗ったの時のお話。なかなかクルマ自体も見かけませんし、乗ることもできないモデルですよね。その後席インプレッションです。また、Sクラスの魅力も探ってみました。まぁ、買える値段のモデルではありませんが、魅力たっぷりでした。

4:ボルボXC60試乗レポート ジャーマンスリーをガチライバルとする新型ボルボXC60
これも読んで欲しいなぁ、ボルボXC60。ボルボのイメージはドイツプレミアムよりちょっと安い値段で、だけど安全。カッコは好き嫌いがあるし、ベンツに乗りにくい弁護士とか、学校の先生とか、そういうユーザーが多いというイメージないですか?そのボルボが真っ向からジャーマンスリーと対決しています。値段もほぼ同等で、装備付きな分お得感が残っています。

5:ホンダ グレイスマイナーチェンジ試乗レポート 上質感のあるコンパクトセダン・ハイブリッド
あと、これも。コンパクトセダンが欲しいという人に絶対おすすめします。コンパクトセダン自体の需要が小さいですから、おじさんから高齢者にかけての需要だと思います。が、いいクルマです。隠れ名車と言ったら失礼かもしれませんが、高級感ありますよ。

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