こんにちは、タカハシです。いや〜、えらいことになりました。コロナによる影響は全世界に及び、個人の生活を脅かし恐怖を味わうまで深刻になってきました。
自動車メーカーも深刻です。先日トヨタが1兆円規模の融資枠を銀行に申し入れたニュースはお伝えしましたが、なにもトヨタに限ったことではなく、クルマの販売は全世界でストップし、売り上げがない。会社の固定費は継続して出ていくわけでキャッシュフローがすぐに追いつかなくなるのは目に見えています。
そのため各社資金調達をしているわけですが、日産はもっと深刻じゃないかと心配です。もともとコロナ感染問題が出る以前から、北米での販売不振があり厳しい状況でした。それもゴーン戦略が中途半端な形で逮捕という事件になり、ルノー日産三菱アライアンスの確固たる地固めができる前に当事者ゴーンがいなくなった、という経緯も影響したと言われています。5000億円規模での融資枠を日産が求めている記事も朝日新聞デジタルでは報じています。
我々自動車メディア業界も大打撃です。情報を届けることで売り上げを出す仕組みのいわばサービス業。その情報自体が減ってきています。カーメーカーは販売もなければ、製造もしていない状況で、これから出す予定のスケジュールも大幅に狂ってしまいました。そのため、カーメーカー内で再構築することが必要で、しかし、今はそれどころじゃない。
だから自動車メディアへの影響はこれから如実に出てくるでしょう。フリーランスの方はもっと切実です。仕事自体がなくなり働きたくても働けないので動けません。だけど誰の責任でもなくもやもやが募り不安ばかりが大きくなります。
FMヨコハマで放送中の「ザ・モーターウィークリー」は4月に番組改編があり新たなパーソナリティ山下麗奈さんが登場したのですが、思う様に取材活動ができない状況です。ラジオ局からは「ゲストのスタジオ収録は禁止。出演はリモート出演にする。また制作スタッフに感染者が出た場合、関係者全員のスタジオ入室が禁止になり、再放送で対応する」ということです。
今できることは放送ブース内での飛沫感染対策。アクリルボードで覆っていますが、ブース内には浮遊してしまうので、絶対的な対策ではありませんが努力です。
緊急事態宣言がでた2日後の新横浜。クルマも人もガラガラ。
その新横浜では「春の交通安全」取り締まりです。マスクもしていない白バイに止められた原付バイク。なんの違反か知りませんが凶悪なことをしたとも思えません。緊急事態宣言は「春の交通安全週間」には無関係のようです。警察のやることは不要不急にあてはまらないんですね。どうかしてるぜ!
アビガンという薬が話題です。富士フィルムの薬ですが、アメリカや中国などでは効果を認めており市販の声が広がっていますが、日本政府は要望があれば無償提供するとし、すでに30か国からのオーダーが来ているようです。しかし厚生省の認可が下りていないので市販できないという状況。
6月末には臨床試験が終わるそうでそれから厚生省の認可作業になりますが、通常だと2年ほどかかるようです。それを2、3ヶ月の期間で・・・ということを安倍さんは言っていますね。
しかし、その効果はコロナ感染の初期だと有効で、菌の死滅が期待できるようですが、重症化すると難しい。PCR検査に2週間もかかり、検査そのものが受けられない状況ではアビガン効果もうすくなります。また妊婦には使用できない問題もあるようで、胎児への影響ということらしいです。
厚生省が慎重になるのはかつてのサリドマイド問題など医薬品による薬害を経験しているため、慎重になっているということも報道されていますね。
この写真のように、こうした取材は当分の間封印です。今できることは3蜜を、いや3密を避け感染拡大しない努力を個人がしていくしかないですね。取材しているようには見えないでしょうけど、後席にはディレクターが乗ってます。言い訳。
1日も早く楽しいクルマ情報をお届けできる様に回復を祈るばかりです。