クルマと過ごす日々vol.50

編集長 髙橋明の「取材、ときどき、タカハシ」

中国上海へ行ってきました。オート上海の取材ですが、その様子は本編記事にいくつか出してますのでそちらを読んでいただくとして、今の中国の現状にショックを受けてきました。苦手だった中国が少し興味の対象に変わり、好んで行きたくなる国へとなっていたのです。

キーワードはチャイニーズ・スピード

編集長 髙橋明の「取材、ときどき、タカハシ」

オート上海の会場から浦東空港(プドン)へ向かう高速道路の写真です。片側6車線。分岐前というのもありますが、それでも4車線です。上下8車線。ド・ストレートでフラットな高速は120km/h制限。こうした道路がじゃんじゃんできてます。残念なのは走行マナー。ほぼ日本と同じで追い越し車線を追い越すクルマがいなくても120km/hで走行するクルマが多数。アウトバーンのように「速いクルマ優先」のモラルはまだ誕生してませんでした。

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この写真は浦東空港から上海市内へ向かうためのリニアモーターカー。その模型。入場ゲート前に展示してます。日本のリニアモーターカーはいつ開通するんだ?中国はついこの前新幹線を導入したと思ったら、いつのまにかリニアモーターカーが営業運転しています。

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この日は300km/hを体験。新幹線も300km/hで営業運転しているときがありましたし、今は多分280km/hとかですけど、だからそれほど驚きはしませんが、週末は420km/hくらいで走るそうです。チャイニーズ・スピードです。

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宿泊したホテルのある街、「静安寺」という駅名で近代化と伝統の混在に見えますが、裏路地まで綺麗で、地面に座っている人はいません。ご覧のようになんか不思議な景色ですよね。ランニングシャツにステテコ親父もいません。みんな服を着てます(笑)。4、5年前に上海に来た時は、ランニングシャツで、くわえタバコ、バイクにまたがるおっさんが普通にいましたからね。大きな変化です。

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夕食の蛙なべ。

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料理名を読むと恐ろしくなりますが「まいう〜」です。鶏肉との違いがわからない。小骨があることくらいか。

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地下鉄の改札前の写真で持ち物検査場。空港の機内持ち込みの検査と同じで、手荷物を調べられます。空港ほど細くはありませんが、テロ対策だそう。安心します。

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改札の中は日本の地下鉄と同じです。近代化されてます。

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この人「公安」とかかれたスクーターに乗ってます。ノーヘル。EVバイク。歩道を走ります・・・

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うじゃうじゃといる原付バイク。正確には原付かどうか知りませんが、小型スクーターの群れです。が、これ100%EVバイクです。エンジン車はゼロでした。バッテリーはポータブルで、止めたら、バッテリーを抜いて充電。利用スタイルを考えると、ベストな使い方ですね。なんで日本では普及しないんだろう。。。。日本が単なる頑固者に見えてきます。

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ホテルからオート上海の会場まで毎日地下鉄で通勤。じーっとみていると、なんとなく理解できる。乗り換えやら、駅名やらが。。。

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オート上海の会場入り口に飾られたパンダ。恐ろしく可愛くないので写真撮りました。なんで可愛くないのでしょうか。造形に詳しい方教えてあげてください。

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そして、空港へ向かう途中。原発です。原子力発電所です。こんな高速のすぐ近く。そして電力をじゃんじゃん作ります。電動化は国策です。国が推奨しています。ヒロシです。

編集長 髙橋明の「取材、ときどき、タカハシ」

中国の進歩は著しく、一部しか見ていませんが「chainese speed」という言葉が外国企業の中では普通に使われているので、恐ろしく進化が早いのは間違いないです。

飯はうまいし、頭のいい中国人は飛び抜けて賢いし、ダメもたくさんあるけど、日本のように似たような、人、こと、もの、ばかりの国にいると刺激を受けます。しかし、国策はなにも電動化だけではなく、中国企業に対して55兆円もの予算をつかって国内産業を特に技術系企業を成長させています。その結果をタカハシは見てきたわけで、激変していて当たり前の結果でもあります。

5Gの覇権争いをたぶん、している米中ですけどITで世界制覇なんでしょう。ユビキタスでなければならないITをどちらも自分のものにしたがっているように感じますよね。しかし、中国の激変はこの先も続きますから、みなさんもぜひ、最近の中国をご覧ください。間違いなくカルチャーショック受けると思います。そして中国史だけでなく、世界史の歴史の1ページとなる変化が起きている現実を見れるのが「今」でしょ。

ほいだらまた次回。

編集長 髙橋明の「取材、ときどき、タカハシ」

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