ジャパンEVラリー白馬2015 意識の高さこそ、ゼロ・エミッションをもたらす

EVラリー2015白馬 007電気自動車の普及を目指す日本EVクラブほかは、2015年7月18日(土)~19日(日)の2日間、長野県白馬村(会場:Hakuba47)において、日本最大級となる電気自動車イベント「ジャパンEVラリー白馬 2015」並びに「次世代車試乗会」「白馬EVフォーラム」を開催した。

EVラリー2015白馬 004ラリー参加車67台、試乗車18台、展示車2台の合計85台のEVおよびPHEV、そして注目の水素燃料電池車のトヨタ・ミライも参加していた。

「ジャパンEVラリー白馬」の主催は、日本EVクラブ。共催、白馬村/白馬EV推進協議会、そして後援に一般社団法人 白馬村観光局/経済産業省が協力したイベントで、人々のEV・PHEVに対する理解を深め、より身近に感じてもらうことを目的に、2014年よりスタートした日本最大級の電気自動車イベントだ。

今回も、全国各地のEV・PHEVオーナーが、ゴール場所のHakuba47を目指し、白馬の自然や観光名所を満喫しながらクルマを走らせ、ゴール地点では、「EV普及アンバサダー認定証」が授与された。

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土曜日夜は日本EVクラブ代表・舘内氏からの認定証授与式と懇親会(BBQ)が行なわれた

さらに、最終日となる7月19日(日)には、ラリー参加車と試乗車が隊列を組んで村内を巡る「EVパレード」も開催。EV・PHEVの普及を強くアピールし、自然豊かな白馬村に、多くのEV・PHEVが列をなす姿は見ごたえがあった。

EVラリー2015白馬 005また一般が参加できる「白馬EVフォーラム&次世代車試乗会」も同時開催。「白馬EVフォーラム」は、EVラリーのゴール地点であるHakuba47において、「EV・PHEV・FCVによるゼロ・エミッション・モビリティと観光開発を考える」をテーマに、北海道大学大学院客員教授・小林英俊先生による基調講演、それに白馬村観光局長の北村氏、白馬EV推進協議会長の渡邉氏、本Webでも連載したEVスーパーセブンで日本一周したドライバー寄本氏、そして日本EVクラブ代表の舘内氏の4名のパネラーを加えたパネルディスカッション、さらに、エッセイスト&モデルのはなさんによるトークショーが展開された。

もうひとつのメイン企画である「次世代車試乗会」には、トヨタ・日産・ホンダ・三菱・フォルクスワーゲン・BMW・メルセデスなど、国内外自動車メーカーのEV・PHEV・FCVが一挙集結。白馬村内の約6kmの公道コースで、EV・PHEV・FCVの魅力を体感できた。

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EV・PHEVをはじめ、地球にやさしいエネルギーを使った「クリーンエネルギー自動車(CEV)」は、ここ数年で認知度もあがりグローバルで注目されてきている。しかし、次世代自動車の決定打としては世界中が暗中模索であり、さまざまな研究がなされている。

こうした中で、ゼロ・エミッション、サスティナブルという言葉をキーに、活動を続けることの意義は大きく、意識の高い行動だと感じた。「俺の一台ぐらいいいだろう」という他人事の精神こそ貧しく、未来や夢のない世界観であり人としての「すべきこと」を見つめ直すいい機会でもあった。

舘内端コラム「2020年への旅」
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