スタッフブログMINI ONE クルマに乗って楽しくなるツボを抑ええられてるんだろうなというMINI ONE スタッフブログVOL53

先週、キャデラックCTSの雪上試乗会なるもののご案内を頂き、参加することになった。が、愛車はサマータイヤのまま。雪上試乗会・・・むむむっ <スタッフブログ 編集部髙橋明>

冬には冬タイヤ、夏には夏タイヤと使い分けが必要なエリアにお住まいの人には、タイヤの衣替えは毎年のことであるが、東京に暮らすとなかなか、冬タイヤを購入しない。本当は路面温度が下がる冬場はウインタータイヤというスタッドレスではない、冬タイヤが好ましいという話を聞くが・・・ねぇ、夏タイヤのままで走れてしまうのが現実で。。。

MINIone
背後の山は八ヶ岳

「そっか、雪上試乗会かぁ、どうすっかなぁ」と考え、「試乗できなかったモデルでスタッドレス付きが都合よくあれば・・・」という思いがよぎり、去年フルモデルチェンジをしたMINIで、やや遅れて導入されたONEに乗ってないことを思い出した。

「もしこれに、スタッドレスが付いていれば都合がいいなぁ」なんて下心を持ちながら聞いてみると「ビンゴ!」都合良すぎて怖いくらいに運がいい。

ミシュランX-ICE
ミシュランのX-Iceだった
MINIONE
こんな表示が。センサーらしき箇所を指で拭くと消えた

ざっと、MINI ONEを説明すると、エンジンが1.2Lターボで3気筒。6ATと6MTがあってMINIのエントリーモデル。燃費は20.2km/LでMTモデルが226万円、ATモデルが240万円というプライス。3ドアのONEが2014年7月導入で、5ドアのONEは12月に導入。今回は3ドアのほうを借りることにした。

MINIone
無機質な機械式PでもMINIがいると雰囲気がある

ちなみに、MINIにはいつの間にやら多くのモデルがラインアップされ、ハッチバック、コンバーチブル、クラブマン、クロスオーバー、クーペ、ロードスター、ペースマンと7モデルがある。さらに5ドアハッチバックも入れると8モデルでMINIファミリーを形成しているのだ。一度全部を集めて写真を撮ってみたい気もするが。

MINIone
見てよ、このイラスト。意思を持っているかのよう
MINIone
赤白のゼブラまで追加され、気分はロケット?のスポーツモード

MINIはプレミアム・コンパクトにカテゴライズされていて、高級なんだけどクルマは小さいというポジションを作りだしたブランド。これが凄い人気になったのでアウディはA1を、メルセデス・ベンツもコンパクトクラスへ進出。という流れが最近出てきた。MINIデビュー当時はせいぜいアルファロメオ・MITOがあるぐらいで、小さな高級車はなかなか理解されないセグメントだった。

MINIone
妙義山が前方に見えてくる上信越道の下り
MINIone
碓井軽井沢ICを降りると景色は雪国

小さいとはいえ、MINIはデカと揶揄さるほど大きく、とてもBセグメントとは言えないサイズ。ゴルフなどとそん色ない大きさで存在感も大きい。エントリーモデルだからと言って安っぽさがない、というのがプレミアムモデルのいいところ。このMINIONEもがっかりさせるものなどなく、逆に「これでエントリーモデルなの?」という印象を持つ。さすがプレミアムコンパクト。

MINIONE
大きめのシートサイズは安心感とくつろぎを感じる
MINIONE
このセンターメーターとスイッチ類の質感でヤラれる

例えばインテリア。全体から来る印象からしてプレミアム。スイッチひとつでも剛性感というのか、上質な操作感が手に残る。独特のメーターパネルにもLEDのイルミネーションはあるし、メーターリングもシルバーで華飾され、ソフトウレタンのダッシュボードにステッチの効いたデザインもされている。

MINIONE
質感の高いトグルスイッチ&エンジンスタートで男子もメロメロ
MINIONE
気分はトップガン。コックピット感が高い天上のスイッチ

 

エンジン音の演出にも拘りがある。3気筒はみなさん御存じのように、振動が出るしカッコイイエンジン音がでない、という認識だと思いますがね、MINIは裏切ってくれますよ、その常識。

MINIONE
エンジンフードを開けた時でもこのユニークさ

特に走り出しから乗用域の60km/hぐらいまでのエンジン音は、アクセル開度にリニアに反応する音がして、それが心地いい種類のエンジン音。それで意外と音も大きい。「ディーゼルか?」と思わせるほど。プレミアムは静かだという常識を覆しているね。

MINIONE
郷愁か哀愁か懐古か。。。写真を撮ってしまうドライブイン

それで100km/hの高速になるとエンジン音、ロードノイズが車内に入らないようになっていて、40km/kぐらいで走行しているときよりも静かになる。お見事!と拍手。

MINIONE
1.2L3気筒ターボ搭載。いい音します
MINIONE
サンルーフはダブル。室内が明るく気分もあがる

インテリアや外見の良さ、かわいらしさから愛着が生まれ、乗ってみると実に運転手の言うことを聞いてくれる。さらに、エンジン音まで持ち主を喜ばす演出があって「愛」を感じてしまうね。飼い主を喜ばせるかのようで、思わず「可愛い」とつぶやいちまった。

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