「トヨタの危機」凄いタイトルだ 【スタッフブログ】

当サイトでコラムを連載してもらっている自動車評論家の舘内端氏が、宝島社から「トヨタの危機」という本を出した。
トヨタのの危機

本のタイトルまわりの煽りセリフを読んでみると・・・

「世界NO1企業の危険な賭け。2018年、カリフォルニア州で導入される排出ガス規制は、ハイブリッド車ではクリアできない。しかし、トヨタが賭ける燃料電池車は難問を抱え、電気自動車で大きく遅れている。トヨタは販売台数世界一の座を守れるのか?答えは2017年には出てしまう」とある。

本はまだ到着したばかりで読んでいない。どんなことが書かれているのか気になる。とはいえ、化石燃料の枯渇問題や企業として、これから起こる自動車のパラダイムシフトに対して、どのように対応していくのか?ということに対する話であることは想像できる。

2014年12月11日の新聞各紙には、セブンイレブンに水素ステーションを設置するニュースが報道されている。燃料電池に端を発する水素社会については、自動車メーカーだけの問題ではなく、国の政策が強く関わっていることは言うまでもない。原油の枯渇問題やCO2排出による環境破壊など、これらに対応してかなければならないのも事実。

アメリカはシェールガスが手に入ったことから、急激に原油問題への温度が下がっているように感じる。また、日本政府も水素であれば自前生産できるから、原油高騰の歯止めにもなるという人もいるわけで、これは経済政策のひとつという見方もできる。だからこそ、どんな未来像を描いているのか?現段階では各企業によっても、そして国によっても違い、温度差もある。

トヨタはなぜ、ミライを発売したのか?という情報はすでに当サイトでも報じている。そんな状況の中でEV推進派の舘内氏は、今、何を感じて出版されたのか、早速読んでみたいと思う。

COTY
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