オーストラリア大使館で、ある方の出版記念パーティがあり、ご招待を受けたので出席してきた。
話は飛ぶが、最近TVの番組などで、外国人から見た日本の変なところを取り上げるものがある。それは日本の文化だったり、風習や習慣などでそれが外国人の目にはどうやって映っているのか?それを聴かされるわれら日本人は「へ~そんなとこ?」とか「そうなんだぁ」とかの意外性が面白く、ついつい見てしまう。
われわれクルマ業界にも日本在住の外国人がいる。ピーター・ライオンさんがその人で、50歳代のモータージャーナリスト。奥様は日本人。日本に住んで25年以上になるというので、母国のオーストラリアで生活した時間よりも長いことになる。
日本語はアホな大学生より難しい言葉を話し、原稿も日本語の原稿が届く。海外への寄稿はもちろん英語で原稿を書いている人なのだが、この方がある方なのだが、本を出版された。その中味、外国人から見た日本というテーマで、クルマを中心とした異文化を面白く書いているのだ。
本のタイトルは「サンキューハザードは世界の愛言葉!?」という題でJAF出版から出版されている。パーティには自動車メーカーやインポートメーカーの方々がたくさん出席していて、エピソード話などで大盛り上がりのパーティだった。最後には著書のプレゼントもあり、早速読んでみたのだが、これが面白い。やはり外国人からの視点は興味深かった。詳しくは本を買って読んでもらいたいが、ちょっとだけネタを教えてしまうと。
焼き芋やの軽トラック。日本人には冬の風物詩だけど外国人には恐怖だという。だってガソリンタンクの上に裸火の釜を乗せている。しかもガソリンスタンドで給油もするのだから、事故が起こらないのが不思議だというのだ。言われてみれば確かにそうだ。しかも、この不思議がなぜ許されているのか、しかるべきところへ質問してみたそうだ。つまり、警察とか陸運局とか・・・その結果たらいまわしにされた挙句、よくわからん、ということに。これも日本的だと言っている。
まったくそのとおりで、焼き芋カー反対を唱えているわけではなく、単に不思議な光景であり、そこをだれも不思議がらない日本人も不思議だという話なのだ。そんなエピソードをまとめた一冊の本、これはとても参考になるね。もし外国に行ったとき、日本人のことを自虐的におかしく笑えるネタとして使えるのは間違いない。
是非、購入して読んでみてください。