インターネットの普及で情報は簡単に入手できるようになりましたが、その反面情報が溢れ、自分に必要な情報は何か?を見つけにくくネット上をウロウロしてしまうことも。別名ネットサーフィンなどともいいますが。前回も言いましたが誤情報もたくさんあるんですよね、ネットには。
オートプルーブとしては、自動車雑誌を長く制作してきた経験を活かし、正確で役に立つ情報を、と常に心掛けてはいますよ、もちろん。さらに、普通では知りえない情報、分からない話なども独自の情報パイプを使って収集し、公開してきています。
今回は特に、マニアな方にはうれしいお知らせです。オートプルーブにあらたなコラムが誕生します。執筆は繁浩太郎(しげ こうたろう)さん。ご存知の方もいると思いますが、バリバリの車両開発をしてきたエンジニアです。
ホンダの心臓部、通称「栃研」でホンダの生産車を造られていました。開発の全体の指揮をする人を開発主査なんて言い方をしますが、ホンダではLPLという呼び名になります。繁さんがLPLとして開発した車両はシビック2モデル、ライフ、That’s、デルソルなどがあり、その後青山へ移り、4輪部門全体の責任者となり、ミニバン全般を見て、その後軽自動車全般を見て。最近のNシリーズなんて、関わり方としては、まさにど真ん中。ホンダから発売される人気モデルは繁さんのOKが出て世に送り出されてきたわけです。
繁さんは、2013年末にホンダを退職されました。自由な身になったと聞き、早速いろんな話を伺いました。その話の中から、原稿を書こう!という話がまとまり、繁さんに執筆していただくことに決定しました。
ホンダではディープに開発に携わっていただけに、どんな話が聞けるのか?という興味がある。しかし、辞めたから全部話しますよ、ということには残念ながらならない。でも韓国のメーカーに行って話すよりオートプルーブに話したほうがよっぽどいい、というご本人の意思もあり、期待できます。一方、ホンダマンには他社のクルマがどう見えるのか?なんていうのも気になりますよね。早速、年始のオートサロンへ一緒に取材に行き、さまざまなクルマを見てもらったら、チョイチョイ鋭い指摘がありました。
今後はオートプルーブで、主に新型車を中心に試乗してもらい、クルマの評価をしてもらいつつ、どうしてこのクルマが誕生してきたのか?という世界的な視野、背景、意義、なども踏まえて原稿を書いてもらう予定です。楽しみに待っていてください。なお、記事は一般公開しますので、より多くの方に読んでいただければと思います。