久しぶりの欧州単独取材旅行に行って来ました。そのときの記事は徐々に記事展開しますので、お楽しみに。ここでは記事にするようなことではないくだらない話をいろいろご報告します。つ?か、恥の上塗りっすかね。
欧州取材初日、ドイツ・フランクフルトへ向け出発。
成田発9:00のアシアナ航空。
「尻もちつかないように・・・」
着陸失敗したのは帰国後だった。。。
「9:00発って早いよなぁ。あさ7:00には成田空港にいなきゃいけないのかぁ。どうやっていくかなぁ。どれどれ、時刻表でも見て・・・」
成田までの移動手段としては成田エクスプレス、リムジンバス、マイカーの選択肢がある。成田エクスプレスだと自宅からタクシーで横浜へ出て・・・となる。スーツケースをもって在来線を乗り継ぐのは厳しい。
「みんなやってる!」という声が聞こえそう。
で、時間をみると、そんな早い時間はない。始発でも間に合わない。じゃぁ次はリムジンバス。こちらは自宅から最寄駅まで歩けば、リムジンバスに乗れる。ちょうど7:30に着くバスがあったが、渋滞とか、急病人が出るとか、妊婦が産気づくとか、何かあったら乗り遅れる。そんなことを妄想しながら時刻表をマジマジと見ると、なんと帰りのバスがない。帰国は17:00成田着なのだが、リムジンバスの最終が17:00発でどんなに急いでも、無理。帰りは在来線?というわけで、もっとも気楽なマイカー。
「ネットなら安い駐車場なんかあるんじゃないかな?」
じゃ?ん1日400円!というグッドプライス発見、即マイカーに決定。
出発当日、朝5:30に自宅を出発。6:20に成田の駐車場着。クルマを預ける手続き、料金の支払いを済ませ、送迎バスに乗り込む。客は自分だけ。空港に入る警備チェックも空いていて10分もしないで出発ロビーに到着。ここまでトントン拍子。
「え?まだ6:40じゃん!」ビジネスラウンジで朝食でも・・・と目論んでいたが、手荷物検査場も開いていないからラウンジにも入れない。両替屋もやっていない。
しかたなく、「ツタヤで文庫本でも。。。愛読する三浦しをんの本でも買うかな」と物色していたが、あまり品揃えが良くなく、人気作家なのに作品数は少なかった。三浦しをんセンセイの大ファンなのだが、いつぞや新聞の書評にセンセイの顔写真が出ていて、わが心のアイドルは一気に吹き飛び、純粋に作品だけを愛するに至った。。。
「そろそろ両替屋とか開くかな?」「何しようか」とか考えつつ、うろちょろしていたら、佐藤久実さんにばったり遭遇。佐藤久実さんはご存じの方も多いでしょう、モータージャーナリストでレーサーでギョウカイの「アニキ」と呼ばれるほど竹を割ったようなさっぱりした美女。スキニーなパンツルックにぺたんこの靴を履いて、リモアのキャスターバッグ&トートバッグという1泊旅行かっ!という出で立ち。なんでも今回はメルセデスベンツの試乗会でドイツに行くのだとか。同じ目的地のフランクフルトだけど、ルフトハンザは確か9:30過ぎの出発。随分と早い。
「随分早いっすね」
「昨日が遅くて、寝ちゃうと寝坊して遅刻しそうだから、とっとと成田に来ちゃった。6:30には着いちゃって、どこもやってないから困ってたのよ」
「今回はどんなメンバーと一緒?」などと立ち話を10分ほどしたら
「ドイツ寒いらしいので、これからユニクロ見に行ってくるね、じゃ、また後ほどー」って感じで、朝メシもコーヒーもご一緒せず、単なる通りすがりの挨拶だけだった。旅なれた人には日常なんだよ、成田空港は。
再びひとりになってしまったが、ようやく手荷物検査場も開いたので、出国手続きを済ませ、ビジネスラウンジに行って、予定通り飲み物と簡単な食事をして時間を潰す。
「なんか、オレ、ビジネスマンじゃん」という気分でスマホいじりながらガラガラのラウンジをスマホで写真撮ってFBにアップ。やってることは高校生レベル。
飛行機は順調に飛んで、時間通りにインチョン空港に到着。フランクフルト行の便への乗り換え時間は1時間30分後というナイスなスケジュールで、巨大なハブ空港の中をスタコラ移動。一旦フランクフルト行きの搭乗口を確認して、時間も無いくせに今来た通路を戻り、再びビジネスラウンジを探して入る。大阪のおばちゃん的に、「タダのものは何でももらわなあかん」ということでわずかしか休憩できないのに、わざわざ、ビジネスラウンジへ行き、コーラとサンドイッチとスナック菓子をつまんで、再び、搭乗口へ。セコイセコイ。
そして今、10時間のフライト途中でこの原稿を書いてます。「あ?やること無くなってきた」
無事フランクフルトに到着。
着陸も成功。って当たり前か。
お次は、指定の宿ヒルトンホテル・エアポート探し。
空港のすぐ近くということだが、その「すぐ近く」の距離感が分からない。タクシーなのかシャトルバスなのか?よくわからん。インフォメーションを探し、座っている肝っ玉母ちゃんみたいなおばちゃんに流暢な英語で
「ヒルトンホテルはどこか?」と聞いたら
「ソーリー、ワンモアタイム?」
歩いてすぐだった。
チェックイン。
部屋へ入ってようやく、ホッとひと安心。さて、今回の最初の目的はZFのプレスツアーに参加することなので、他のみなさんはどうしているのかと思い、ジャーナリストの菰田さんの部屋へ電話。
出ない。
もっとも日本を出るときいつ会うか、どこで会うか、とかの話を一切していない。ホテルが同じという情報だけで、乗る飛行機もバラバラなので、部屋にいなくても当たり前なのだ。ならば、「シャワーを浴びて、脂っこくなった全身と髪の毛をきれいさっぱりしよう」とシャワー。
シャワーを出てもう一度、菰田さんの部屋に電話。
「はい、菰田です」
「タカハシですが、お疲れさまです。先ほど到着しました。菰田さんはこれからどうされるんですか?」
「タカハシさんが到着したらみんなでフランクフルトの街まで行って食事しようということになってますよ」
「え?っ!そうですか。そんなこととは露知らず、みなさんをお待たせしちゃいました?」
「いや、偶然そういう話になっただけなので、大丈夫ですよ。じゃ、18:30にロビーで待ち合わせね」
どういう偶然なのか、そういうことになっているらしい。時間にロビーへ集合して菰田さんお薦めのレストランへ行くことに。集まったのはジャーナリストの川端由美さん、両角岳彦さん、日経オートモーティブの編集部の方というメンバー。
「VINUM」というフランクフルトの街にあるレストランで、ワインの貯蔵庫だったところをレストアした店。菰田さんの馴染みの店らしい。何せ、ドイツ用の携帯電話を菰田さん、川端さんはお持ちになっているほどドイツ通の方々。
そのみなさんが「シュパーゲル」を食べたいと口を揃える。この時期の名物でホワイトアスパラの料理。このタイミングでしか食べられない季節の是非ものだそうだ。でも、その店ではすでにシーズン終了していてシュパーゲルのない夕食になってしまった。
オーダーしたのはギャートルズのごとく骨付き豚肉の丸焼きを含むお肉の盛り合わせと、ジャガイモとソーセージの盛り合わせ、サラダを注文し、スピルナーとヴァイツェンビール。これで十分おいしく初日の旅の疲れを癒したのでした。ブログよりも先に原稿あげろ!という編集長の声が・・・