三菱アウトランダーPHEV 蓄積されたノウハウを活かした改良がもたらすEVパワー

アウトランダーPHEVは世界累計販売16万台を突破。PHEVとしては世界でもっとも売れているクルマとなった。あのプリウスですら最初は思うように売れず、10万台突破に5年かかっていることを考えると、これは並大抵のことではない。

大幅改良された19年モデルのアウトランダーPHEV
大幅改良された19年モデルのアウトランダーPHEV

PHEVのような新しいハイテク製品は技術革新のスピードが早いのが特徴だが、同時にクルマはきわめて高い信頼性が要求される商品でもある。

信頼性を保ちながら機能を高めていくには、ユーザーからのフィードバックが不可欠。数多くのユーザーが実際にクルマを走らせることで、無数の使用事例やトラブル対応といった貴重なデータが手に入る。こうしたリアルなデータこそがアウトランダーPHEVを進化させる原動力となっているわけだ。

その中から見えてきた今回のマイナーチェンジの方向性は「よりEVライクな走行性を実現させる」というテーマだが、これはそうした経験知の集大成といっていい。

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