ジャガー・ランドローバー・ジャパンは2015年10月1日、同社のラグジュアリーSUVのレンジローバーと、プレミアムスポーツSUVのレンジローバー・スポーツの2016年モデルを発表。同日より発売も開始した。2016年モデルでは、ジャガー・ランドローバーが誇るスペシャル・ビークル・オペレーションズ(SVO)部門でエンジニアリングなどを担当するチームが設計・開発を手がけた最上級モデルSVAutobiographyやSVRをはじめ、新たなグレードを設定し、ラインアップを拡充している。
レンジローバーに追加されたSVAutobiographyは最高出力550ps、最大トルク680Nmまで高めた5.0LのV8スーパーチャージド・エンジンを搭載。専用デザインのフロントグリルや22インチのアロイホイールなど、ラグジュアリーかつパワフルな外観に仕上げている。またリアバンパーの下で足先を動かすだけでテールゲートを開くことができるハンズフリー パワーテールゲートを標準装備し、さらにオプションで耐久性の高いアルミニウムフレームとオックスフォードレザーを使用した高級感漂うイベントシートを追加することができる。
一方、レンジローバー・スポーツの2016年モデルには、SVOが手がけたSVRと、3.0LのV6スーパーチャージド・エンジンに独自のシャシセッティング、ダイナミックなデザイン要素を盛り込んだHSTが加わり、ラインアップは5機種に拡大。SVRはレンジローバーSVAutobiographyと同じ仕様の5.0LのV8スーパーチャージド・エンジンを搭載。0~100km/h加速は4.7秒、最高速度は260km/h(リミッター作動時)を発揮する、ランドローバー史上で最速のハイパフォーマンスモデルだ。
ちなみにニュルブルクリンク北コースでは8分14秒のラップタイムを記録し、SUVのレコードを更新している(2014年8月時点)。グロスブラック・メッシュ仕様の大型グリルをはじめ、21インチのアロイホイール、ホールド性の高いパフォーマンスシート、滑りやすい路面や下り坂でもステアリング操作のみで一定速度で低速走行ができるオールテレイン プログレス コントロール システム(ATPC)、ハンズフリー パワーテールゲートも標準装備している。