アウディ・ジャパンは2019年4月24日、コンパクトスポーツカー「TT」シリーズの商品改良を行ない、新型「TTクーペ 40 TFSI」は5月9日から、「TTクーペ /TTロードスター 45TFSIクワトロ」および高性能バージョンの「TTSクーペ」は6月10日から発売すると発表した。
シリーズ4モデルをラインアップ
アウディTTは、1998年に初代モデルが登場し、2014年にデビューした現行の第3世代はMQBプラットフォームを採用している。今回登場するマイナーチェンジ・モデルは本国では2018年に実施されている。エクステリア・デザインは一段とスポーティさを強調し、FFエントリーモデルの「TTクーペ 40TFSI」はエンジンパワーをアップし、さらに装備を充実させるなどTTシリーズを大幅にアップデートしている。
日本市場に導入されるのは「TTクーペ40TFSIと「TTクーペ/ TTロードスター45TFSIクワトロ」、高性能バージョン「TTSクーペ」の4モデルだ。スポーツモデルにふさわしい軽量・高剛性のアルミニウムとスチールの複合構造ASF(アウディスペースフレーム)のボディに、全モデルが2.0L・直噴ターボ・ガソリンエンジン(2.0 TFSI)を搭載。特に、FFのエントリーモデル「TTクーペ40TFSI」の最高出力は、従来比+17ps/+70Nmの197ps/320Nmとなり、動力性能を大幅に向上させている。
標準モデルのエクステリアは、S lineのエクステリアデザインを採用し、バンパー、サイドスカート、リヤディフューザーを変更。また、シングルフレームグリルはマットブラックペイントの立体的な3Dハニカムメッシュグリルとしている。
「TTSクーペ」とオプションのS lineパッケージ装着車は、バンパー、サイドスカート、リヤディフューザーのデザインを一新。テールライト下にはエアアウトレット風のデザインに変更。シングルフレームグリルは、S lineパッケージ装着車はグロスブラックペイントの立体的な3Dハニカムメッシュグリル、「TTSクーペ」は専用のアルミルックインサート付きマットブラックペイント仕様となる。
インテリアでは、従来、S lineパッケージ装着車のみの設定だった、アルミニウムルック・インテリア(ウインドウスイッチ&ペダル)を、オプションのスタイルパッケージ(40TFSI)やコンフォートパッケージ(45TFSIクワトロ)に新設定。また、レザーパッケージに、ドアアームレストやセンターコンソールも同色となるカラードレザーを新採用(45TFSIクワトロ/TTS クーペ)。
S lineパッケージ装着車はシートをSスポーツシートに変更。シート表皮はアルカンターラとレザーの組み合わせで、ダイヤモンドステッチを配し、スポーティさとプレミアム感を大幅に向上している。
またボディカラーは、ターボブルー(S lineパッケージ/TTSクーペ専用)、パルスオレンジ、コスモブルーメタリックの3色を追加している。