アウディ 「ロサンゼルスモーターショー2019」で「e-tronスポーツバック」世界初公開

アウディ本社は2019年11月14日、電動化攻勢の加速を象徴するように、11月20日から開幕するロサンゼルスモーターショー2019で、電気自動車「e-tronスポーツバック」の量産モデルを出展すると発表した。全長4.9mのこの4ドアモデルは、クーペのエレガントなスタイルと、電気自動車の先進的なキャラクターを融合させたモデルになっている。

e-tron スポーツバックのプロトタイプ。市販モデルのデザインはほぼこの通り
e-tron スポーツバックのプロトタイプ。市販モデルのデザインはほぼこの通り

モデル概要

「e-tronスポーツバック」は、電動SUVの「アウディ e-tron」とパワートレーンを共有し、同じブリュッセル工場で生産される。このニューモデルは、現地時間の2019年11月19日午後6時(日本時間:11月20日(水)午前11時)から開催されるプレビューイベントで発表さする予定だ。ワールドプレミアの模様はアウディAGのソーシャルメディア・チャンネルとアウディ・メディアTVで、ライブ中継される。

「e-tronスポーツバック」はまた、量産車として初めて採用される、革新的なデジタル・マトリクス・ヘッドライトを採用している。これは数百万個のマイクロミラーを使用することにより、かつてない高い精度で車両前方の路面を照射することができる。

またロサンゼルスモーターショー2019では、アウディ・スポーツが開発したQモデルのラインアップの頂点に君臨する「RS Q8」を世界初公開する。V8ツインターボ・エンジンを搭載した「RS Q8」は、圧倒的なパフォーマンスを発揮すると同時に、並外れた効率も備え、48V電源を使用するマイルドハイブリッド(MHEV)システムによって高効率を実現している。

ベルト駆動式オルタネータースターターにより、「RS Q8」は、最大12kWの電力を回生し、リチウムイオン・バッテリーに蓄電することが可能だ。その結果、55〜160km/hの範囲において、エンジンを停止させて最大40秒間コースティング(惰性走行)が実現している。このエンジンは、中間負荷領域でシリンダーを休止する機能も備えている。

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